先日、”青空ワイン”なるイベントを訪れてみました。
会場は、宝塚文化芸術センター。もともとこの土地は、宝塚に住む祖母が私が幼い頃に連れて来てくれた思い出のある”宝塚ファミリーランド”でした。その跡地が、ポール・スミザー氏が手掛けた英国風庭園のある”宝塚ガーデンフィールズ”となり(残念ながら2013年に閉園)、その庭園を一部生かす形で現在の複合施設が建てられました。
芝生広場や屋上庭園などもあり、いつもの休日はマルシェやワークショップなど、家族向け、どちらかというと子ども向けのイベントが多い印象。
それが今回は、昼下がりの青空のもと、ワインを楽しもう!という大人のためのイベントということで、おひとりさまの私も友と連れ立って参戦しました。
あっ、もちろんソフトドリンクもあるので子連れの方々も多かったですが、並ぶパパママの顔も心なしかウキウキして見えるような?(笑)
宝塚市に店を構える新進気鋭のシェフたちが発起人となり、ナチュラルワインとワインに合うアテやパン、デザートなどが販売されたこの会。文芸センターのスタッフさん曰く「過去イチかも」というほど人が集まったらしく、雨が降ったり止んだりの天気予報にかかわらず、大盛況だったようです。
かくいう私も、無類のナチュラルワイン好きなこともあり、日頃から贔屓にしている店のオーナーが出店することもあり、スタート10分前から並びましたよ。すでに列ができており、その5分後には最後尾が見えなくなるほどの行列に!
早々に完売しているお店もありましたが、近くにあるパン屋”コンセントマーケット”さんが店からどんどんパンを補充してくれていたお陰で、並ばれていたみなさんも飢えることはなかったのではないかと。
私たちは、事前にインスタ等でぬかりなく情報収集したおかげで手分けして各店を並び、イベント限定のアテを次々ゲット!
友がアウトドアセットを持ってきてくれて、芝にシートを敷き雨上がりの青空のもとワインピクニックを楽しみました。
ゴミ削減のためマイグラス推奨。100円で素敵なグラス販売もありました。
そして宴もたけなわの頃、これまた友の素早い雨雲レーダー感知によりテキパキ撤収。その後ものすごい暴風雨が来ましたが、被害に遭わずにすみました。持つべきものはデキる友…!!
そんなこんなで、この昼飲みイベントを心ゆくまで堪能できました。
そして思うこと。自分も仕事でイベントのコンサル等をする機会があるので、こうしたイベントにおいての主催者側のご苦労、お察しいたします。
屋根のあるスペースがあるとはいえ狭く、基本は青空の下でワインを飲むコンセプトの、天候に左右されるイベント。
しかも日持ちしない飲食を扱い、集客が少なければ売上はもちろん即座にフードロスにも繋がってしまうリスク。かと言って人が多すぎれば、行列ができ混乱を招いてしまうジレンマ。
子連れが多い会場での”ワインと飲食”という初の試みで、どのくらいの人手があるのか予想がつかない中、それでも企画され遂行された出店者さま方に多大なエールを送りたいと思います。
地域を盛り上げたい、食文化の楽しみのバリエーションを広めたい、という強い心意気を感じました。
またこんな素晴らしいイベントが続くよう、地域側から盛り立てていきたい所存です!
第2回を今から楽しみに…